2024
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2024年9月5日

【コーヒーEC市場】「付加価値」「環境対応」で勝負

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税込5万円の「ベストオブパナマ2023 GW―1」(サザコーヒー)
 コーヒーEC市場には、原料価格高騰という向かい風が依然として吹き続けている。コーヒーEC各社は、値上げ対応などを行っているものの、急速で持続的な原料価格の高騰に値上げが追いつかず、利幅が減り、厳しい状態が続いている。大量生産が可能な大手企業はまだしも、中小企業やスタートアップ企業は、かなり苦しい状況のようだ。そんな中、商品ジャンルを拡大し、より付加価値を前面に押し出せるギフトに注力する企業も出てきている。食品ロス削減や農地支援など、環境対応の取り組みを打ち出すことにより、商品力の強化を図る企業も増えてきているようだ。コロナ禍の〝お家コーヒー需要〟の拡大で、急成長したコーヒーEC市場だったが、今後の生き残りには、販売戦略の工夫が必要になっていきそうだ。

Aiロボティクス/化粧品D2Cで新規上場へ/24年3月期売上高は約70億円

 化粧品のD2Cブランド「Yunth(ユンス)」を展開するAiロボティクス(本社東京都、龍川誠社長)は9月27日、東京グロース市場に新規上場する。同社はこれまで、AIを活用したウェブ広告の運用をメインとしてきたが、22年に子会社のEC運営会社を吸収合併してから急拡大。24年3月期の売上高は、前期比93・7%増の70億6100万円になったとしている。経常利益は同4・3倍の12億3400万円だった。 ...

オンワードホールディングス/ウィゴーを子会社化/顧客層は補完関係、若年層獲得狙う

 オンワードホールディングス(HD)は8月28日、カジュアルウエアを販売するウィゴー(本社東京都、園田恭輔社長)を子会社化すると発表した。オンワードとウィゴーの顧客層の年代はズレており、補完関係にあるという。オンワードは今回のM&Aで若年層の取り込みを狙う。将来的には、会員データベースの統合やECサイトの連携・統合の可能性もある。  オンワードは23年5月にウィゴーとの資本業務提携を行い、発行済 ...
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