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2025年7月24日
アンカフェシュクレの「ミルクブリュー」シリーズ
21年以降、コーヒー豆の高騰が止まらない。23年頃にいったん、落ち着く気配を見せたものの、24年から再び高騰が始まった。コーヒーECを展開する各社は、販売価格の値上げで対応しているが、豆自体の値上がりペースに追いつかず、「増収減益」となる企業が増えている。コーヒーECを展開する企業の多くは、販路の拡大や新商品の開発などを試みているが、苦しい現状を打開するまでには至っていない。コロナ禍で急増した、自家焙煎コーヒーをECなどで展開する小規模事業者は、淘汰の波にさらされるだろうという見方も出てきている。原料が高騰し仕入れが困難な状況が今後も続くのならば、コーヒーEC各社はますます窮地に追い込まれていくだろう。
IKホールディングスの25年5月期連結業績は、売上高が前期比8・3%増の152億1100万円だった。
「ダイレクトマーケティング事業」の売上高は同12・2%増の40億3100万円。チャネル別ではテレビが同6・9%増、ECが同18・6%増だった。同事業の営業利益は、テレビ通販の滞留在庫処分を1億1000万円計上したことで同63・0%減の4400万円だった。
「セールスマーケティング事業」は ...
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しまむらの25年3―5月期(第1四半期)のEC売上高は、前年同期比43・3%増の41億円だった。ECサイトでトレンドやベビー・キッズのフェアを展開した。売れ筋商品の受注生産販売を強化することで、気温に左右されにくい売り上げの確保を実現したという。
各事業のEC売上高は、「しまむら」が同28・6%増、「アベイル」が同89・8%増、「バースデイ」が同75・8%増、「シャンブル」が同149・2%増 ...
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