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2025年4月10日
本紙はこのほど、株式上場する通販・EC企業のROE(自己資本利益率)を調査した。ROEは自己資本を当期純利益で割ったパーセント数字で、主に資本を効率的に利用して利益を上げているかを表す投資指標の一つ。ROE調査と合わせて各社の財務の安定性を示す自己資本比率も調査した。通販・EC業界で成長する各社のROEに注目したい。
健康食品通販国内最大手のサントリーウエルネス(本社東京都、栗原勝範社長)の24年12月期の売上高は、前期比2・1%減の1136億円だった。営業利益は同8・2%減の167億1100万円だった。国内では、小林製薬の「紅麹問題」の影響により苦戦したという。一方で、連結子会社が展開する東南アジアなどでの海外事業が好調に推移したとしている。
サントリーウエルネスを主軸とした、サントリーホールディングス ...
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「GLOBAL WORK(グローバルワーク)」などのファッションブランドを展開するアダストリアの国内EC売上高は、前期比5・7%増の728億円だった。実店舗と連動したプロモーションやオープン化の拡大など集客強化策を継続的に実施したことが奏功したという。自社ECサイトにおける出品商品の流通総額(GMV)は403億円となった。
自社ECサイト「andST(アンドエスティ)」と実店舗の共通会員数は ...
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