2024
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2024年5月30日

【ファッションEC】進化するパーソナライズ/「似合う」を追求、CVR向上の事例も

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ZOZOは好みの傾向を数値化
 ファッションECにおけるパーソナライズ施策が進化している。AIを活用して顧客の好みや雰囲気に合わせた「似合う」を提供し、売り上げや体験価値の向上につなげている。ZOZOは5月、ファッションコーディネート(コーデ)アプリを大幅に刷新した。ユーザーの好みに合わせたコーデをAIが提案し、売り上げ拡大につなげたい考えだ。セキミキ・グループ(本社福岡県)では、ECサイトにおいてスタッフコーデをユーザーの体型に合わせてパーソナライズ表示したことで、パーソナライズしていないスタッフコーデと比較した転換率(CVR)が2~3倍になったという。パーソナライズ施策自体は以前からあったが、技術の進化により、「好み」や「似合う」といった定量化しにくい要素を加味した最適化を実現できるようになっている。

エイチ・ツー・オーリテイリング24年3月期/ECは前期並の約80億円/フードブランド展開を強化

 阪急百貨店・阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリングは、24年3月期の連結決算における百貨店EC事業の売上高が、前期並の約80億円になったことを明らかにした。同社の百貨店EC事業においては、特に食品ジャンルが好調だったようだ。人気フードブランドの展開を強化したとしている。  24年3月期は、コロナの5類移行による店頭回帰の影響で、オンライン売り上げの伸長が落ち着き、前期並みの売上高 ...

yutori24年3月期/売上74・9%増/片石社長「過去最高の売上達成」

 複数のストリートブランドを展開するyutori(ユトリ)の24年3月期の売上高は、前期比74・9%増の43億2000万円だった。継続してSNSマーケティングに取り組んだほか、実店舗展開に注力したことが奏功した。片石貴展社長は「過去最高の売り上げ、利益を達成できた」と振り返る。  yutoriはZ世代を軸にしたファッションブランドを展開している。同社独自の「NICO(※参照)」モデルの商品開発や ...
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