2024
5 17 曜日
|ログインしてください 文字サイズ 
2024年5月16日

【通販に”生成AI時代”到来か】活用増える中、売上貢献事例も続々

*
スタッフAI「ファッションメイト」
 通販EC事業における生成AI活用が進んでいる。パル(本社大阪府)は4月、スタッフのSNSアカウントを元に生成したAIスタッフが接客するAI機能「ファッションメイト」をECに本格実装した。2週間で1万回の接客を実施、チャット経由の売上拡大にも貢献しているという。TSIホールディングスでは4月、画像系の生成AIをファッションEC事業に導入した。ECの広告のクリエーティブの制作に生成AIの利用を試みるケースも増えている。「AI活用は必須の時代に」との声も聞かれるようになっている。通販・EC業界においても、AIが当然のように「接客する」「売り上げを作る」時代が到来する可能性がある。

【大手ECモールが海外連携加速】楽天はタイの国際貿易振興局と協業

 大手ECモールが海外の国・地域や機関、公社と連携し、海外産品や製品の販売を強化する動きが加速している。楽天グループ(楽天)は5月10日、タイの商務省国際貿易振興局(DITP)とパートナーシップに関する覚書(MOU)を締結し、「楽天市場」におけるタイ産品の販売促進で協業する。楽天はこれを機に他の国・地域との連携も推進する方針だ。ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは韓国農水産食品流通公社やソウル経済振興院と連携し、韓国の食品や化粧品の取引拡大を進めている。ECモールが海外の行政機関や団体と連携する取り組みは今後さらに活発化しそうだ。

ファンケル24年3月期/通販売上は5.2%増の571億円/全体では大幅増益に

 ファンケルの24年3月期の連結決算における売上高は、前期比7・0%増の1108億8100万円だった。営業利益は同60・3%増、経営利益同51・2%増、当期純利益は77・7%増となり、大幅増益を果たした。同期の連結業績における通販売上高は、同5・2%増の571億3200万円だった。  同社では、コロナ禍において構造改革を行い、より安定的に売り上げをあげられる構造に転換を果たしたという。定期通販・ ...
ページのトップへ