年間売り上げ本数203万本を突破した「ヤクルト1000」
長引いたコロナ禍で、過去最高売上を達成した訪販企業が相次いでいる。コロナ禍で高まった消費者の健康意識を取り込んだり、ウェブ受注など非対面を組み合わせたりしたことで増収につなげている。機能性表示食品「ヤクルト1000」が空前の大ヒットとなったヤクルト本社は2期連続で過去最高売上を更新した。日本トリムは「健康経営」を打ち出す企業への販売が好調だ。プレミアムウォーターを傘下に持つ、プレミアムウォーターホールディングスは、関東・関西・北陸・九州など各エリアで顧客獲得が進んだ。行動制限が長引き、対面販売が思うようにできず逆風が続いた訪販業界。その中で、的確に消費者のニーズを取り込み成果につなげた訪販企業の好調要因について探った。