2024
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2024年7月4日

【百貨店・ギフト各社通販事業のお中元商戦】お中元向け通販・EC今年も活況/前期比1・8倍を見込む企業も

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大丸松坂屋百貨店の特設サイト「2024年 大丸・松坂屋 夏の贈り物」
 百貨店やギフトを扱う各社では、お中元向けの通販・ECが今年も活況のようだ。アフターコロナのリアル回帰が社会現象化している中ではあるが、高島屋を始めとしたギフト各社では、通販・ECにおいても、軒並み前シーズン比増収の目標を立てている。松屋、リンベルのように、お中元のEC売り上げを2桁増にする目標を掲げている企業も少なくないようだ。ギフティでは、eギフトプラットフォーム「Giftee(ギフティ)」の、今年のお中元商戦について、前期比1・8倍の売り上げを目標としているという。各社の取材からは、(1)配送ピークの分散化(2)ご褒美需要への対応(3)通販・ECから実店舗への送客-─といったキーワードも浮かび上がってきた。

【家電EC市場】大手家電量販店は減収傾向/メーカーは新ジャンルの開拓へ

 アフターコロナで実店舗の需要が高まるにつれ、逆風が強まっているのが家電EC市場だ。本紙の姉妹紙の「日本ネット経済新聞」がこのほど実施した「ネット通販売上高ランキング」でも、減収や横ばいの企業が多く、増収の企業は少なかった。テレワーク需要が落ち着いたことによりパソコンやテレビなどの売り上げが減少した。一方で、理美容家電やイヤホンといった商材については好調という企業も多い。売れ筋が高額な商品から、低価格帯の商品へと遷移しつつあるようだ。家電ECやメーカー各社は、商品ジャンルの幅やターゲット層の拡大を図っているようだ。

ビューティガレージ24年4月期/EC売上は17%増/初めてモバイル経由が過半数に

 美容サロン向け通販のビューティガレージの24年4月期における物販売上高は、前期比12・9%増の245億3400万円だった。EC売上高は同17・4%増の212億4300万円となった。同社として初めてモバイル経由の売上高が、物販売上高の過半数を占める結果となった。  取り扱いカテゴリーや商品数の拡大、利便性の向上を強化したことで物販売上高が拡大したという。物販事業におけるEC売上高の比率は、同3・ ...
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