本紙が実施する売上高ランキングのデータ(新年号ベース)を参照。住設企業の台頭目立つも、掲載企業は毎年異なる
住宅リフォームや外壁塗装、太陽光発電などは住設訪販企業が販売する商材だ。商材の成長性をみると、それぞれのアイテムの市場には伸びしろがある。成長市場であるものの、減収による事業の縮小や消費者トラブルなどによる企業淘汰が相次ぐ。昨今は住設訪販の行政処分が目立ち、消費者庁の処分事例からは悪質な内容も目立っている。コロナ禍以降は、人材確保がこれまで以上に難しくなり、営業社員数と売り上げが直接的に関係する業界だけあって、人材の獲得が重要な課題となっている。売上拡大が見込めない訪販専業の「一本足打法」から脱却を図る動きもある。訪販だけでは売り上げが見込めないからだ。住設訪販が新たな局面を迎えている。