2025
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2025年5月22日

【成長する睡眠市場】<参入多く差別化必須>通販企業は”提案力”で成長へ/「楽天市場」の総流通額は6・4倍に

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接触冷感生地「スマートドライ」と「調湿機能わた」を使用
 寝具、パジャマ、リラックスアイテムなどを扱う睡眠市場が拡大している。楽天グループの調査によると、「楽天市場」における睡眠関連商品(商品名や商品説明に「睡眠」のキーワードを含むもの)の24年の流通総額は、コロナ禍前の19年と比較して約6・4倍に拡大した。通販事業者はすでに睡眠関連商品の取り扱いが多いため、顧客の悩みや季節に合わせた提案をすることで、さらなる成長が期待できるだろう。

【<大都ギャレリア・ニズム>年商100億円は目前】大規模物流拠点構築で成長加速する2社

 年商数十億円規模の有力ネットショップの破産が相次いでいる。そんな中、差別化しづらい仕入れ商品をECで販売しながら、年商100億円まであと一歩に迫る中堅EC企業が2社ある。工具やDIY用品の大都(本社大阪府、山田岳人社長)と、バッグのECを運営するギャレリア・ニズム(本社群馬県、長野哲士社長)だ。両社は、直近1年以内に、本社所在地の近隣に、自社物流拠点を構築した点が共通している。2社とも、物流拠点の構築が、売上高の拡大と、利益の確保につながっているようだ。

スクロール25年3月期/4期ぶり増収増益/支援事業増収、EC事業黒字転換

 スクロールの25年3月期における売上高は前期比5・3%増の840億3000万円だった。営業利益は同13・9%増の60億5200万円、経常利益は同16・6%増の64億2400万円、当期純利益は同16・9%増の42億6700万円となり、4期ぶりの増収増益となった。売上高はソリューション事業の成長、利益面ではeコマース事業の黒字転換が寄与したという。  通販事業における売上高は同0・4%減の389億 ...
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