アスクル「ランサムウェア攻撃」への対応の経緯(11月4日時点)
アスクルは10月19日にランサムウェア感染によるシステム障害の発生と通販サービスの停止を発表した。、11月4日時点でサービスの本格的な復旧に至っていないだけではなく、その被害の深刻さが明らかになっている。顧客や仕入れ先情報の一部流出が発覚した。さらに、今回のランサムウェア攻撃に関与したとされるハッカー集団からの犯行声明も出ており、アスクルは難しい対応を迫られている。同社の24年11月度(24年10月21日~11月20日)における通販事業の売上実績は343億8900万円だった。サービス復旧までの期間が長引くと、社内外における被害はさらに広がる。今回、物流システム(WMS)が被害の対象となったことから、WMSを提供するシステム会社などからも話を聞き、今後の展望や対策についてまとめた。