2024
11 15 曜日
|ログインしてください 文字サイズ 
2024年11月14日

【百貨店通販ECのお歳暮商戦】「ご褒美ニーズ」がキーワード/松屋は「ご自宅配送」の商品数を64%増に

*
大丸松坂屋百貨店のカタログ「GOHOUBI」で期間限定定期便を初企画 選べる定期コースの一例
 お歳暮商戦が始まった。百貨店のお歳暮商戦においては、自分に向けた「ご褒美ニーズ」を意識した販促の取り組みが活発化しているようだ。松屋では、「自分用」ニーズの高まりを受け、「ご自宅配送限定ギフト」の品ぞろえを強化。商品数を前年比64%増にした。大丸松坂屋百貨店(本社東京都)では、自分へのご褒美ニーズを意識したカタログ「GOHOUBI(ごほうび)」を22年から展開、年々成長が続いているという。特にECからの購入が多いとしている。百貨店の通販・ECにおけるお歳暮商戦は、多様化するニーズに対応するべく進化を遂げているようだ。

【EC物流最前線】24年は「新物流」の到来/システム、自動化、SCMが鍵に

 新物流の到来か─。2024年のEC物流を表す言葉だ。単に荷物を保管して運ぶ従来までの物流の役割や在り方が変化し、システムや自動設備機器の活用、DX推進が広がり、これまでとは違う「新物流」が求められる時代となった。毎年変わっていくECのトレンドへの対応に加え、今後も続くとみられる人手不足や人件費の高騰などに対応する先を見据えた運営に着手する必要がある。物流企業の課題は山積みだが、各社を取材すると、「システム」「自動化」「SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)」が今後のキーワードとして浮かび上がる。

オルビス24年1―9月期/営業利益は48・1%増に/高い顧客継続率がLTVに寄与

 化粧品通販のオルビス(本社東京都、小林琢磨社長)の24年1―9月期(第3四半期)売上高は、前年同期比14・8%増の358億3800万円だった。営業利益は、同48・1%増の65億9100万円だった。リニューアル1周年を迎えた「オルビスユードット」が好調を継続し、高い顧客継続率が、LTVの向上に寄与したとしている。  オルビスの自社通販と自社店舗を合計した直販の売上高は、全体の81・1%を占める、 ...
ページのトップへ