2024
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2024年9月5日

【住設訪販業界】 成長市場も企業の淘汰目立つ/人材確保に課題、「脱・訪販」の動きも

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本紙が実施する売上高ランキングのデータ(新年号ベース)を参照。住設企業の台頭目立つも、掲載企業は毎年異なる
 住宅リフォームや外壁塗装、太陽光発電などは住設訪販企業が販売する商材だ。商材の成長性をみると、それぞれのアイテムの市場には伸びしろがある。成長市場であるものの、減収による事業の縮小や消費者トラブルなどによる企業淘汰が相次ぐ。昨今は住設訪販の行政処分が目立ち、消費者庁の処分事例からは悪質な内容も目立っている。コロナ禍以降は、人材確保がこれまで以上に難しくなり、営業社員数と売り上げが直接的に関係する業界だけあって、人材の獲得が重要な課題となっている。売上拡大が見込めない訪販専業の「一本足打法」から脱却を図る動きもある。訪販だけでは売り上げが見込めないからだ。住設訪販が新たな局面を迎えている。

【コーヒーEC市場】 原料高騰で向かい風続く/「ギフト」「環境保護」で打開を

 コーヒーEC市場には、原料価格高騰という向かい風が依然として吹き続けている。コーヒーEC各社は、値上げ対応などを行っているものの、急速で持続的な原料価格の高騰に値上げが追いつかず、利幅が減り、厳しい状態が続いている。大量生産が可能な大手企業はまだしも、中小企業やスタートアップ企業は、かなり苦しい状況のようだ。そんな中、商品ジャンルを拡大し、より付加価値を前面に押し出せるギフトに注力する企業も出てきている。食品ロス削減や農地支援など、環境対応の取り組みを打ち出すことにより、商品力の強化を図る企業も増えてきているようだ。コロナ禍の〝お家コーヒー需要〟の拡大で、急成長したコーヒーEC市場だったが、今後の生き残りには、販売戦略の工夫が必要になっていきそうだ。

千趣会/センテンスを譲渡/讀賣テレビ放送の完全子会社に

 千趣会は8月30日、テレビ通信販売のセンテンス(本社大阪府、小坂展子社長)の全株式を讀賣テレビ放送に譲渡したことを発表した。千趣会とセンテンスは今後もパートナーシップを継続する方針だ。  8月30日から、讀賣テレビ放送・常務取締役の隅田壮一氏が、センテンスの取締役会長となった。センテンスは今後、讀賣テレビ放送の完全子会社として意思決定の迅速化を図る。  さらに、番組コンテンツと連携した商品提 ...
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