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2025年12月18日

【サプリメント】GMPと健康被害報告の義務化へ/「サプリメント」の定義が最大の焦点に

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健康食品の業界団体 GMPの導入についての意見
 機能性表示食品ではない「サプリメント」についても、GMP(適正製造規範)環境下での製造」や「健康被害情報の報告」が義務化される可能性が出てきた。厚生労働省と消費者庁では10月から、食品衛生法の改正を視野に入れた検討会を共同で開催している。11月27日には、食品衛生基準審議会新開発食品調査部会を開催した。(一社)日本栄養食品評議会(CRN JAPAN、以下CRN)など、健康食品に関連した五つの業界団体から、「サプリメントの定義」などについてヒアリングを行った。ある健康食品団体の関係者は、「消費者庁は、昨年制度変更があった機能性表示食品と同様、『サプリメント』にも、GMPと健康被害報告の義務化を導入したいのではないか」と話している。GMPが義務化された場合、健康食品工場が、工場設備の見直しや、新たな設備投資などを迫られるケースも多数出てくることが予想される。安全性が高まり、業界の信頼性が高まるとの期待もある。一方で、GMPに適合した設備が確保できない場合は、廃業に追い込まれる健康食品メーカーが出てくる可能性も考えられる。今後、検討会で「サプリメント」がどのように定義されるかが、最大の焦点になりそうだ。

【日本円建ステーブルコイン】JPYCのEC利用が拡大/「決済」「ポイント制度」で活用

 25年10月27日、日本の決済インフラのあり方を変えるかもしれない動きがあった。日本円建ステーブルコイン(※参照)「JPYC(ジェーピーワイシー)」の発行が正式にスタートしたのだ。「JPYC」は、「発行・償還の手数料が無料」「即時に送付・受領が可能」「グローバル対応が可能」「送金手数料は1円未満」─といった優れた特徴を備えており、ECとの相性も良さそうだ。すでにEC事業者の間でも、「JPYC」を決済手段などとして組み込む動きが出始めている。これまでの銀行振込やクレジットカード決済の常識を覆す、新しい決済手段は、EC業界に大きな変革をもたらす可能性がある。

楽天グループ/Uberと提携強化/ID連携で「楽天ポイント」付与

 楽天グループ(楽天)は12月9日、Uber(ウーバー)グループとのパートナーシップをさらに推進すると発表した。配車サービス「Uber」や、フードデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」と楽天IDを連携することで、サービス利用に応じて「楽天ポイント」を付与する取り組みを開始する。  楽天は国内最大級のポイント経済圏を持ち、Uberは世界規模で配車サービスやデリバリーサービスを展 ...
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