2025
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2025年2月13日

【住設訪販業界】 再エネ市場に新たな動き/買取額上昇、新規参入の受け止めは

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10キロワット以上の事業用太陽光も見直しが進んでいる
 太陽光発電や蓄電池といった再生可能エネルギーに関連した市場変化は、住設訪販業界に影響を及ぼしそうだ。経済産業省が進める「調達価格委員会」では、固定価格買取制度(FIT)による調達価格を一定の間は引き上げる案が上がり、実現すれば需要拡大につながる可能性がある。事業者側ではECに力を入れる家電メーカーが家庭用蓄電池を開発し、市場に新規参入した。既存の住設訪販各社がこうした動きを今は静観しているのは、過去の経験があるためだ。

【ペット用療法食のEC市場】 ペットEC各社が参入/オンライン診療の普及が追い風に

 ペットフード市場で、〝療法食〟の販売が拡大している。療法食とは、特定の疾病や健康状態に対応するよう栄養成分などが調整されたペットフード。これまでは、獣医師による対面診療の中で、診断や指導に基づき、食事療法の一環として、処方されるケースが一般的だった。ここ数年で、オンライン診療や、チャットツールによる相談などが普及したことなどから、ペットEC事業者の参入が急増、ECでの販売が急拡大しているという。療法食のEC事業者は、動物病院と提携したり、獣医師を社員として採用したりしながら、展開を強化しているようだ。一方、療法食市場で大きなシェアを持つロイヤルカナンジャポン(本社東京都)は24年10月、自社の療法食について、認定オンライン制度を導入。ECでの販路を実質上制限した。これまでロイヤルカナンの療法食を仕入れて販売していたEC事業者は、商品ラインアップの大幅な変更を余儀なくされた。療法食ECの市場構成が大きく変わるなか、ECにおける、ブランドのシェア争いはますます加速していっている。

ベルーナ24年4―12月期/売上高は1・5%増/ホテル事業が大幅増収、アパレルも増収

 ベルーナの24年4―12月期(第3四半期)の売上高は、前年同期比1・5%増の1586億5000万円だった。プロパティ・ホテル事業が同16・7%増の263億5000万円と拡大したことで増収を維持した。アパレル・雑貨事業も収益改善や新規獲得の取り組みを強化し、増収となった。  グロース(成長)領域に位置付けているプロパティ・ホテル事業では、国内ホテル事業がインバウンド需要や国内旅行需要の増加により ...
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