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2024年11月21日

【ペットフードEC市場】D2C時代が到来/数年で売上数十億円の企業も

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ペトコトは「ペトコトカード」を発行。利用額に応じて保護犬猫団体に寄付される
 近年、新規参入が相次ぎ、大きな盛り上がりを見せているのがペットフードEC市場だ。D2Cが全盛になってきているペットフードをD2Cで展開する企業の中には、犬猫生活やバイオフィリアなど、事業開始から数年で数十億円規模に成長する企業も出てきている。一方で、NB(ナショナルブランド)のペットフードを中心に展開してきた企業は、苦戦を強いられているようだ。ペットゴーの24年4―9月期(中間期)の売上高は、前年同期比で10%減。特にNB商品が大きく売り上げを落としたという。24年10月から、ペットフードの大手メーカーであるロイヤルカナンジャポンが、食事療法食の販路を、自社ECなどに限定すると発表。こうした動きは、NBを取り扱うEC企業の事業戦略に、大きな影響を与えそうだ。通常のフードだけでなく、療法食の世界にも、D2C時代が到来しているといえそうだ。

【「メルカリShops」の戦略に迫る】GMVは2・7倍に成長/検索連動広告も試験的に開始

 EC業界の中で、メルカリが運営するBtoCコマースプラットフォーム「メルカリShops」に注目が集まっている。背景には「楽天市場」「ヤフーショッピング」などの国内ECモールのGMV(流通額)の成長鈍化もある。24年6月期の「メルカリShops」のGMVは前期比2・7倍に拡大した。さらにメルカリは事業を加速に向けて、今年9月、楽天グループ(楽天)で常務執行役員を務めていた高橋理人氏を「メルカリShops」の戦略顧問として招へいした。同11月には、「メルカリShops」出店者の売り上げ拡大を支援するため、検索連動広告の提供も試験開始した。大手ECモールである「Amazon」「楽天市場」「ヤフーショッピング」にどこまで迫ることができるのか。「メルカリShops」の戦略に迫る。

ハルメクホールディングス24年4―9月期/ハルメク売上13・1%増/新聞広告や店舗で新規顧客を獲得

 ハルメクホールディングス(HD)の24年4―9月期(中間期)におけるハルメク事業の売上高は、前期比13・1%増の131億2700万円だった。24年1月に雑誌「ハルメク」の購読料を値上げしたことや、新聞広告の出稿、ハルメクの実店舗を展開していることが売り上げの拡大に寄与した。  雑誌「ハルメク」の販売部数は国内最多を誇っている。中間期において、「ハルメク」の読者数は46万6000人となっている。 ...
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