2025
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2025年11月20日

【高齢者向け宅配各社】自社便配達の終了相次ぐ/需要横ばいも人材確保に課題

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ワタミでは「まごころを届ける仕事」という理念のもと事業展開
 物価や人件費の高騰、人材確保の難しさを理由に、高齢者向けに冷蔵弁当や総菜を販売する食品宅配企業が自社便配達から撤退するケースが目立ってきた。東京や埼玉で高齢者向けの宅配事業を手掛ける武蔵野フーズ(本社埼玉県)は9月20日に個人宅への自社便による宅配事業「健康宅配」を終了し、通販に販路を切り替えた。東京や神奈川で事業展開するベネッセホールディングス傘下のベネッセパレット(本社東京都)は12月14日に冷蔵商品の自社便配達を終了すると発表した。一方で、シニアライフクリエイト、シルバーライフ、生活協同組合、ワタミは冷蔵品の自社便配達を継続しており、宅配各社の対応は分かれている。

【拡張する美容市場】「インナービューティー」の成長に期待/有力企業が販売強化、「Qoo10」はテレビCM開始

 美容市場の拡大が止まらない。化粧品(コスメ)を中心に、テクノロジーが進化する美容機器の販売も好調だが、その次のマーケットとして注目度が急上昇しているのが「インナービューティー」だ。「インナービューティー」とは美容に役立つサプリやゼリーなどの健康食品のこと。健康食品というと中高年向けのイメージだったが、美容にフォーカスすることで若年層において購入が進んでいる。美容関連商品のマーケットプレイスとして中心的な存在となっている「Qoo10」は11月17日、「インナービューティー」を訴求するテレビCMの放送を開始した。コスメブランドも次々とインナービューティー市場に参入している。急成長するマーケットのポテンシャルに迫る。

アスクル/システム停止の物流公開/マテハンは停止、スタッフが手動で出荷

 アスクルは11月19日、物流センター「ASKUL横浜DC」において、ランサムウェア感染により停止している物流システム(WMS)を活用しない、FAX注文・手運用による出荷作業の様子を公開した。通常時はロボットや設備が稼働し、多くのスタッフが働く大規模センターは静寂に包まれている。そんな中、紙で情報を確認し、手作業で出荷業務を行うスタッフの姿が印象的だった。  アスクルは10月19日にランサムウェ ...
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