クラダシと日本郵便の資本業務提携締結式の様子(写真右=河村晃平社長CEO)
宅配食EC市場の競争がさらに激化している。業界大手のナッシュは今年9月、冷凍宅配弁当「nosh(ナッシュ)」の累計販売食数が1億4000万食を超えたが、その伸びは緩やかになっているという。今後はデジタルマーケティングに加えてオフライン施策も強化する方針だ。フードロス支援のクラダシも資本業務提携を締結した日本郵便と共同で新たな宅配食サービスを提供する計画だ。手作りおかずの冷蔵宅配食サービス「つくりおき.jp」を運営するAntway(アントウェイ)は今年11月、約33億円の資金調達を完了し、成長投資を続けている。激戦区となりつつある同市場における有力企業の差別化戦略に迫る。