2025
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2025年12月4日

【競争激化の宅配食EC市場】ナッシュはオフライン強化/「味」「健康」「冷蔵」差別化進む

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クラダシと日本郵便の資本業務提携締結式の様子(写真右=河村晃平社長CEO)
 宅配食EC市場の競争がさらに激化している。業界大手のナッシュは今年9月、冷凍宅配弁当「nosh(ナッシュ)」の累計販売食数が1億4000万食を超えたが、その伸びは緩やかになっているという。今後はデジタルマーケティングに加えてオフライン施策も強化する方針だ。フードロス支援のクラダシも資本業務提携を締結した日本郵便と共同で新たな宅配食サービスを提供する計画だ。手作りおかずの冷蔵宅配食サービス「つくりおき.jp」を運営するAntway(アントウェイ)は今年11月、約33億円の資金調達を完了し、成長投資を続けている。激戦区となりつつある同市場における有力企業の差別化戦略に迫る。

mitaseruJAPAN/グルメ通販の売上3倍/50店舗97商品を展開

 三井不動産グループのmitaseru JAPAN(ミタセルジャパン、本社東京都、松本大輝代表)は11月20日、グルメ通販サービス「mitaseru」における事業戦略発表会を実施した。25年12月期の売上高は、前年比300%で推移しているという。  「mitaseru」は名店のメニューをお取り寄せできるサービス。23年4月のサービス開始時は21店舗の35商品を取り扱っていたが、25年11月時点で ...

シダスジャパン/今期売上は5倍超の計画/リカバリーアイテムが拡大

 インソール(中敷き)の世界ブランド「SIDAS(シダス)」の日本法人であるシダスジャパン(本社神奈川県、杉山浩章社長)が急成長している。  前期(25年6月期)の売上高は前期比260%増(売上高は非開示)となり、今期は480%の増収を目指す計画だ。  前期は「リカバリーアイテムのブームが後押しした」(飯塚愛氏)と言い、ルームシューズ分野のアイテムを投入して消費者の潜在的なニーズを捉えた。 ...
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